法被

法被と半纏はどこがどう違うのか

法被は日本独特の伝統衣装であり、シンプルなデザインで和の文化を象徴しています。ところで法被についてインターネットを検索していると、「法被」と「半纏(半天)」という言葉が混同されていて、どちらも読み仮名で「はっぴ」と書かれているのを見た人もいるのではないでしょうか。法被と半纏は、どちらも祭事の時に羽織るものとしての意味で使われているのですが、正し読めば「はっぴ」と「はんてん」です。
実は、法被と半纏は、良く似ているけれども全く違うものなのです。法被とは、前襟部分に紐が付いていて、腰の前や胸の前で結べる様になっています。会社の健康診断で人間ドッグに入る時に着る、あの検診着の様なものですね。その為に、本来法被には帯と言うものはないのです。そして、法被は羽織の様に襟を折り返して着る様になっています。
神社で働く氏子が着用していて、神事であることを表すアイテムです。一方、半纏は襟を織り返さずに着るもので、帯を締めて着用します。火消しや大工さんなど、もっぱら職人が着ていて、丈が長めで帯を締めているのは半纏なのです。伝統的なお祭りでは法被と半纏がきっちりと区別されて着用しています。お祭りに参加する時には、是非法被と半纏の違いを気にしてみて下さい。

お祭りを彩るのはカラフルな法被たち

私の地元にはたくさんのお祭りがあります。市のものや町のものや神社のものや学校のもの・・・そのすべてに欠かせないのはチームや団体カラーに染まった色とりどりの法被ではないでしょうか。神輿を担いで町を練り歩いたり、担いだり。それはチーム単位で行われます。それらが一堂に会した時にはまるで人が波のように押し寄せ、持ち上げ、神輿同士をぶつけ合ったりするのです。その時に仲間意識をみんなに植えつけてくれるのが法被の役割なのではないでしょうか。私の町の法被は祖父の頃からデザインが変わっていません。父や兄や、これから生まれてくるであろう、子や孫までに受け継がれ…